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インビザラインで滑舌が悪くなるのは本当?気になる際の対処法を解説
インビザラインは透明なマウスピースを使用する矯正法ですが、装着初期に「サ行」「タ行」「ナ行」「ラ行」などの発音がしづらくなるケースがあります。これはマウスピースが舌の動きに微細な影響を与えるためです。ただし、この滑舌の悪さは一時的なもので、多くの場合1~2週間程度で自然に慣れていきます。
さらに、早口言葉などのトレーニングを取り入れることで改善が早まることも。本記事では、滑舌が悪くなる原因と対処法を詳しく解説します。
インビザラインで滑舌が悪くなることはある
インビザラインを使用することで、滑舌が悪くなることがあります。特に「サ行」「タ行」「ナ行」「ラ行」の発音が難しくなる傾向があります。これは、マウスピースの装着により舌の動きや位置が変わるためです。インビザラインは薄いマウスピースを用いるため、口内への影響は少ないとされていますが、装着初期や新しいマウスピースに交換した直後は、舌に影響を与え、滑舌が悪化することがあります。
この問題は通常、1〜2週間で徐々に慣れ、発音の違和感が解消されます。しかし、早口言葉を用いた練習やチューイーを使ってマウスピースをしっかりフィットさせることも効果的です。滑舌の悪化は一時的なもので、続けて使用することで通常の発音が可能になります。
インビザラインで滑舌が悪くなる原因
インビザラインによる矯正中、滑舌が悪くなると感じることは少なくありません。これはいくつかの原因によるものですが、マウスピースと舌の接触が滑舌に影響を与える代表的な要因として挙げられます。
マウスピースに舌が当たるため
インビザラインのマウスピースは、装着すると口腔内のスペースが減少し、舌の動きを制限します。特にサ行やタ行、ナ行、ラ行といった音を発音する際には、舌が上の歯の裏に触れることで形成されるため、マウスピースの影響で舌の動きが制限され、発音が困難になります。この違和感は、多くの場合、1〜2週間で慣れることで軽減されます。
マウスピースの付け方が間違っているため
インビザラインの正しい装着方法を守らないと、マウスピースが正しくフィットせず、滑舌が悪くなることがあります。マウスピースが歯にぴったりと装着されていないと、口内のスペースが更に狭くなり、発音がしづらくなるのです。マウスピースの正しい位置を確認し、チューイーを使用してしっかりと装着することが肝心です。特に初めての装着時には、歯科医師の指導を仰ぎ、正確な方法を確認することが推奨されます。
マウスピースが変形しているため
誤った管理や着脱方法により、マウスピースが変形することがあります。変形したマウスピースは歯にうまくフィットせず、滑舌に影響を及ぼします。例えば、強い力を加えたり、熱に晒すと変形する可能性が高まります。マウスピースを取り扱う際は、静かに取り外し、専用のケースで保管しましょう。洗浄時には水を用いるなどして、形状を維持することが重要です。
無意識に口を開けて口の中が乾燥するため
インビザラインの装着初期には、無意識に口を開けてしまうことがよくあります。これにより、口腔内が乾燥し、唾液の潤滑作用が低下します。唾液は発音において滑らかさを保つ役割を担っていますが、乾燥により不足すると、滑舌の悪化を引き起こすことがあります。装着に慣れるまでの数週間は特に注意が必要ですが、その後は意識的に口を閉じるよう心掛けることで、乾燥の影響を軽減できます。
インビザライン矯正で発音しにくい音
インビザライン装着中は滑舌に関して特に影響が出やすい音があります。代表的なのは「サ行」「タ行」「ナ行」「ラ行」です。これらの音は、舌先を口内の特定の部位に当てることで発音するため、舌の動きが制約されると発音が難しくなります。
サ行は舌先を上顎の近くに近づけることで発声されますが、マウスピースによる厚みがあると舌が上手くこの動きをサポートできなくなります。その結果、摩擦音が不明瞭になりやすいのです。
タ行とナ行は、舌を歯の裏側や上顎に押し付ける運動が必要です。インビザラインによって舌の接触が変わるため、これらの破裂音の発声が困難に感じられることがあります。特に「タ」「ティ」などの音は、この影響を強く受けるケースがあります。
最後にラ行ですが、こちらも舌を繊細に動かすため、発音に影響を受けやすいとされています。
滑舌の悪さは一時的な現象であることが多く、通常1〜2週間程度で発音が元に戻ることが多いです。練習として、これらの音を含む単語や早口言葉をゆっくり話すことで、舌の動きを馴染ませるトレーニングが効果的です。「魚」「体制」「奈良」「離職」などの単語を繰り返し発声するのも有効です。
インビザラインによる滑舌の悪さが気になる際の対処法
インビザライン矯正中に滑舌の悪さを感じる場合、その対処法をしっかり理解していくことが重要です。ここでは、具体的な方法を三つご紹介します。
マウスピースに慣れるまで待つ
インビザライン装着初期には、マウスピースが舌に触れることで滑舌が悪くなることがあります。しかし、これは一時的な問題であり、通常数週間で改善します。日常生活の中でマウスピースを装着したまま積極的に会話を心掛けることで、口腔内が適応し、違和感が減少することが期待されます。医師の指示に従い、1日20~22時間の装着時間を守りながら、次第にマウスピースに慣れていくための時間を確保することが大切です。
チューイーを活用してマウスピースのフィット感を高める
マウスピースがしっかりと密着しない場合、滑舌の悪さが増すことがあります。この問題を解決するために、シリコン製のチューイーを使用することが有効です。チューイーを装着後に噛むことで、マウスピースが歯にしっかりとフィットし、浮き上がりを防ぎます。これにより、インビザラインが正しく機能し、舌の動きが自然になります。効果的な使用のためには、歯科医師の指示を仰ぎ、チューイーを適切に活用することが推奨されます。
滑舌トレーニングをする
滑舌の改善には、練習が大きな役割を果たします。特に「サ行」、「タ行」、「ナ行」、「ラ行」といった発音が難しくなることが多いため、これらの音を改善するためのトレーニングを行いましょう。早口言葉や、母音のみの発音を意識した練習が効果的です。例えば、「東京特許許可局」「隣の客はよく柿食う客だ」といった早口言葉の練習は、舌の柔軟性を高め、発音の滑らかさを向上させる助けとなります。
慣れない場合はマウスピースを外しても問題ない?
インビザライン矯正中に、滑舌の問題や発音の違和感を感じることがあります。このような場合、会話や発音が重要な状況で一時的にマウスピースを取り外すことは問題ありません。
しかし、インビザラインの効果を最大限にするためには、1日20~22時間の装着が推奨されています。装着時間を守らないと、治療の進行に影響を与える可能性があります。したがって、できるだけ短時間での取り外しを心がけ、会話が終わったらすぐに再装着することが重要です。
一時的に外すのは問題ない
マウスピースを外す場合、短時間の取り外しであれば矯正治療には大きな影響を与えません。たとえば、会社での会議や重要なプレゼンテーションの場面では、話しやすさを優先して一時的に外しても構いません。ただし、2時間以上外し続けると治療計画に影響が出てしまう可能性があるため、翌日にはその分の時間を補うよう心がけましょう。
専用のケースに保管する
マウスピースを外した際には、専用のケースに保管することを忘れないでください。ティッシュに包んだり、無造作に置いたりすると、気づかないうちに紛失したり、破損してしまったりするリスクがあります。専用ケースを使用することは、これらのリスクを軽減するための簡単で効果的な方法です。
インビザラインを検討しているものの滑舌に関して不安がある方は、岐阜県羽島郡笠松町のIhana歯科岐阜にご相談ください
インビザラインを検討しているものの、滑舌に関する不安がある方も多いかもしれません。歯の矯正中に「サ行」や「タ行」、そして「ナ行」などの発音が難しくなることもあります。こうした滑舌への影響は、装置による口内の変化が原因です。形や位置が変わることで、少しの違和感が生じることは珍しくありません。
岐阜県羽島郡笠松町にあるIhana歯科岐阜では、インビザラインに関する様々な不安や心配ごとに対して、専門医が親身になってご相談に応じます。治療中の滑舌の悪さも、多くの場合は適切なトレーニングや時間の経過で改善されます。
また、Ihana歯科の専門の歯科医師が個別のケースに応じたアドバイスを提供し、最適な方法での治療をサポートします。滑舌に関して不安を感じている場合は、一度お問い合わせいただくことをおすすめします。詳細な診断と治療計画で安心して矯正治療を進められるようお手伝いいたします。

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