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すきっ歯をインビザラインで治療するメリット・デメリットを歯科医師が解説

インビザラインは、すきっ歯を治療する方法として注目を集めています。近年、歯並びの改善を目指す方々にとって、見た目の美しさだけでなく、歯周病や虫歯の予防という点でも重要な選択肢となっています。

 

インビザラインは透明なマウスピースを使用するため、装着時の目立ちにくさも大きな利点です。一般的なワイヤー矯正と比べて痛みが少なく、快適な装着感が得られる点も多くの患者に支持されています。

 

しかし、治療には費用と時間がかかるため、それらの側面も考慮に入れる必要があります。本記事では、すきっ歯をインビザラインで治療するメリットやデメリットについて詳しく解説し、治療費用や期間についても考察します。

 

そもそもすきっ歯とは

すきっ歯とは、歯と歯の間に隙間がある歯並びの状態を指し、専門的には「空隙歯列(くうげきしれつ)」と呼ばれます。特に上の前歯の中央に隙間がある場合は「正中離開(せいちゅうりかい)」とも称され、見た目に影響を与えるだけでなく、噛み合わせや発音、口腔内の健康にも重大な影響を及ぼす可能性があります。

 

この状態には、歯のサイズが小さいことや、顎が大きいこと、さらには生活習慣や癖などのさまざまな要因が関係しています。例えば、指しゃぶりや舌で歯を押す癖が原因になることもあります。

 

さらに、すきっ歯を放置すると、食べ物が詰まりやすくなって虫歯や歯周病のリスクを高めるばかりか、発音に困難をきたすこともあります。そのため、すきっ歯には早めの対処が求められ、治療方法としては、インビザラインなどのマウスピース矯正やワイヤー矯正が選択肢として考えられます。これらの治療は美観の改善だけでなく、長期的な口腔健康の維持においても非常に重要です。

 

 

すきっ歯になる原因

すきっ歯の原因はさまざまで、先天的要因と後天的要因の両方が関与しています。これらの要因が複合的に作用して、歯と歯の間に隙間が生じることがあります。

 

歯が少ない

インビザラインなどの矯正治療を検討する前に考慮すべきすきっ歯の原因の一つは、歯の本数が少ないことです。これは生まれつき歯の本数が少ない「先天性欠如」として知られています。通常、永久歯は上下で28本ありますが、何らかの理由で一部の歯が永久歯として成長しない場合、歯列に隙間が生じ、すきっ歯となる可能性があります。

 

また、虫歯や歯周病によって歯を失うと、その部分に隙間が生まれます。こうしたケースでは、歯の本数が少ないことが直接的な原因となり、特にすきっ歯が顕著になります。

 

歯が小さい

歯のサイズもすきっ歯の原因となり得ます。顎に対して歯が小さい場合、隣接する歯との間に余裕ができ、隙間が生じます。特に、矮小歯(わいしょうし)と呼ばれる小さい歯は、前歯に多く見られ、見た目の問題だけでなく、食べ物が詰まりやすく、発音が不明瞭になるといった機能面での問題を引き起こす可能性があります。

 

上唇小帯に異常がある

上唇小帯の異常もすきっ歯の原因となります。上唇の内側から前歯の間に向かって伸びる上唇小帯が太すぎたり、低い位置にあったりすると、前歯の間に物理的な障壁を作り、隙間があいてしまうことがあります。このような場合、治療として上唇小帯の切除が必要になることもあります。

 

口腔悪習癖がある

生活習慣もすきっ歯の形成に影響を与えることがあります。例えば、舌で前歯を押す癖や、下唇を噛む癖、指しゃぶりといった口腔悪習癖により、歯が前方に押し出され、隙間が生じることがあります。さらに、頬杖をつく癖なども歯列に影響を及ぼし、噛み合わせや歯並びに悪影響を与える可能性があります。

 

これらの原因に対しては、日常生活の中での口腔習慣の見直しや、専門家による診断と適切な治療が重要です。すきっ歯によって見た目や機能に問題が発生する場合、インビザラインなどでの矯正治療が選択肢となりますが、まずは原因を正しく理解し、適切な対策を講じることが重要です。

 

すきっ歯を放置するリスクは大きい

すきっ歯を放置することには、さまざまなリスクが伴います。インビザラインで治療を考える方にとって、これらのリスクを知ることが大切です。それが治療のモチベーションを高め、歯科医師の協力のもと、早期の対応を促す要因となります。以下に、すきっ歯を放置することで生じるリスクについて詳しく説明します。

 

見た目がコンプレックスになる

すきっ歯は、見た目の印象に大きな影響を与えます。前歯に隙間があることで、笑顔が不自然になり、自信を失う原因となることがあります。特に、初対面の場面や社会的な場でのコミュニケーションに大きな支障をきたします。人前で笑うことを避け、口元を隠すようになったり、自己表現が消極的になる場合があります。これが長期的に続くと、精神的なストレスとなり、生活の質を低下させる要因になりかねません。

 

噛み合わせが悪くなる

すきっ歯は、歯列のバランスを崩し、噛み合わせに問題を引き起こす場合があります。歯と歯の間に隙間があることで、隣接する歯がその隙間へ向かって動いてしまうことがあります。

 

これにより、咀嚼の効率が低下し、顎関節に不均等な負担がかかり、顎関節症や頭痛、肩こりといった身体的不調を引き起こす可能性があります。さらに、適切な咬合(噛み合わせ)が保たれないと、消化器官にも影響を及ぼし、全身の健康を損なうリスクがあります。

 

滑舌に悪影響がある

すきっ歯は、発音にも影響を与えることがあります。特に、歯と歯の間から空気が漏れることで、「サ行」や「タ行」の発音が難しくなり、滑舌が悪くなることで会話に支障をきたすことがあります。これにより、コミュニケーションに対するストレスが増大し、社会的な場面での活動に消極的になってしまうことがあります。

 

虫歯や歯周病になりやすくなる

すきっ歯は、口腔内の健康にも大きな影響を及ぼします。歯と歯の隙間に食べ物が詰まりやすく、通常のブラッシングでは取り除くことが難しくなります。このため、歯垢が蓄積し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

 

これにより、さらに歯が動いて隙間が広がるといった悪循環に陥る可能性があります。口腔内の健康を保つためにも、すきっ歯は早期に対策を講じることが重要です。

 

これらのリスクを避けるために、早期の治療を検討することが推奨されます。インビザラインのようなマウスピースを用いる矯正治療は、すきっ歯の改善に効果的です。

 

適切な治療計画のもと、すきっ歯を解消し、健康的な歯列を取り戻すことができます。岐阜県羽島郡笠松町のIhana歯科岐阜での診療相談を通じて、自分に合った治療法を選択することが可能です。

 

すきっ歯をインビザラインで治療するメリット

インビザラインを用いてすきっ歯を治療することには、いくつかの大きなメリットがあります。まず第一に、インビザラインは透明なマウスピースを使用するため、装着していても目立ちにくいです。このため、矯正治療をしていることが周囲に気付かれにくく、見た目を気にせずに治療を続けられます。

 

次に、インビザラインのマウスピースは取り外し可能である点も大きな利点です。食事や歯磨きの際に外せることで、従来の固定式矯正装置に比べて口内を清潔に保ちやすいだけでなく、普段通りの食事を楽しむことができます。また、取り外せることで虫歯や歯周病のリスクを軽減し、健康的な口腔環境を維持するのに役立ちます。

 

さらに、インビザラインは少しずつ歯を動かす設計になっているため、ワイヤー矯正に比べて痛みが少ないという特徴もあります。これにより、患者は違和感や痛みによるストレスを軽減しながら治療を進めることができます。

 

これらのメリットにより、インビザラインはすきっ歯の治療方法として、多くの人々に選ばれている理由が明確になります。

 

すきっ歯をインビザラインで治療するデメリット

すきっ歯をインビザラインで治療するデメリットについては、いくつか注意すべき点があります。まず、インビザラインは軽度から中程度のすきっ歯に適していますが、隙間が大きすぎる場合は対応が難しいことがあります。重度のすきっ歯や骨格に問題があるケースでは、ワイヤー矯正などの別の治療法が必要になることがあります。

 

次に、インビザラインは取り外し可能なマウスピースを使用するため、1日20~22時間の装着を守ることが重要です。この管理が難しいと、計画通りに歯が動かず、治療が長引く可能性があります。

 

また、装着時間を遵守するだけでなく、マウスピースを清潔に保つ自己管理能力も求められます。食事や歯磨きの際には取り外す必要があるため、紛失のリスクも伴います。

 

さらに、慣れるまでの間、発音に影響が出ることもあるため、初期には違和感を感じるかもしれません。これらのデメリットを考慮し、歯科医師と十分に相談した上で治療方法を選択することが大切です。

 

すきっ歯のインビザライン治療にかかる費用

すきっ歯のインビザライン治療にかかる費用は、治療範囲や難易度、クリニックによって大きく異なります。一般的な相場として、部分矯正の場合は30万円から50万円、全体矯正の場合は60万円から100万円程度が目安です。

 

インビザラインの治療には「ライトプラン」や「フルプラン」などの選択肢があり、ライトプランでは330,000円〜770,000円、フルプランでは770,000円〜1,045,000円の費用がかかることもあります。

 

また、マウスピースの枚数によっても費用は影響され、一枚あたり約4万円で10枚前後を使用すると40万円程度となります。さらに、歯科医院によってカウンセリング料や精密検査料、リテーナー料などが含まれることもありますが、別途費用が発生する場合もあるため注意が必要です。

 

治療を始める前に、各クリニックで詳細な見積もりを確認し、無料相談を利用して個別にカウンセリングを受けることがおすすめです。自費診療のため、事前にしっかりと予算を把握し、納得のいく治療プランを選ぶことが重要です。

 

Ihana歯科岐阜では治療費の分かりにくさや、不透明感解消のため、シンプルな治療費設計にしております。成人の場合は95万円(税込み)、小児の場合は65万円(税込み)、小児矯正治療を当院で受けて頂いていれば30万円(税込み)となっております。

 

すきっ歯のインビザライン治療にかかる期間

インビザラインによるすきっ歯の治療期間は、主に症状の程度と治療範囲によって大きく異なります。軽度のすきっ歯の場合、前歯数本のみを動かす部分矯正であれば、治療期間は約3か月から1年が目安です。

 

これは患者の協力度や装着時間にも影響されます。また、全体的な歯並びや噛み合わせを改善する必要がある場合、全体矯正を行いますが、この場合、治療に1年から3年かかることがあります。

 

さらに、治療後は歯の安定を図るため、1年から3年程度の保定期間が必要です。この間は、マウスピースを装着して後戻りを防ぐ必要があります。治療中に虫歯や歯周病が発生した場合、治療期間が延びることもあり得るため、口腔ケアや定期的な診療が重要です。具体的な期間は個々の症例によるため、歯科医師に相談することをお勧めします。

 

インビザラインですきっ歯の治療を検討されている方は、岐阜県羽島郡笠松町のIhana歯科岐阜にご相談ください

インビザラインですきっ歯の治療を検討されている方は、岐阜県羽島郡笠松町のIhana歯科岐阜にご相談ください。

 

すきっ歯の治療にはインビザラインが有効です。これにより、口腔の健康を守りながら歯並びを改善できます。しかし、治療には個々の条件が影響しますので、疑問や不安な点がある場合は専門家に相談することが大切です。

 

岐阜県羽島郡笠松町にあるIhana歯科岐阜では、インビザライン治療について丁寧に説明し、個別の症例に応じた最適なプランをご提案します。

 

Ihana歯科岐阜では、インビザラインに伴う費用や期間、装置の装着方法、痛みの可能性など、治療全般に関するお悩みに対応しています。経験豊富な歯科医師が、患者様一人ひとりに合わせた矯正計画を立て、快適な治療をサポートします。

 

治療を検討されている方は、ぜひ一度相談してみてください。最適な治療法を見つけ、安全で効果的な矯正を実現しましょう。

 

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